Monday, September 11, 2017 11:15 AM

「核抑止力をさらに強化」 金正恩氏、核科学者と宴会

 北朝鮮の朝鮮中央通信は10日、大陸間弾道ミサイル(ICBM)搭載用の水爆実験とする6回目の核実験に貢献した科学者らのための宴会が平壌で開かれ、金正恩朝鮮労働党委員長が出席したと伝えた。金氏は「自衛的な核抑止力を強化するための科学研究をさらに意欲的に進める」よう指示した。日時は不明。

 国連安全保障理事会で制裁決議案の協議が進み、米国が11日の採決を目指すなど国際社会の圧力が強まる中、核開発を続ける姿勢を改めて明確にした。

 金氏は「今回の水爆の爆音は、苦難に耐え血の代価として実現した朝鮮人民の偉大なる勝利だ」と称賛。「水爆実験の成功で大慶事をもたらした闘争の勢いを緩めず、さらに奮発してより大きな勝利を成し遂げるべきだ」と述べた。(共同)