Monday, September 11, 2017 7:28 PM

最高裁が難民規制継続容認 大統領令巡り司法闘争

 米連邦最高裁は11日、全ての国からの難民受け入れ凍結を定めたトランプ政権の大統領令の執行継続を認める決定を出した。連邦地裁による大統領令の一部を差し止める判断を不服として、政権側が最高裁に緊急申し立てを行っていた。

 一連の入国規制策を巡っては司法闘争が続いている。ただ最高裁は、今回の決定を原告側の反論を審理するまでの暫定措置としており、最終的な判断で大統領令が否定される可能性もある。

 テロ対策のため入国制限の厳格化を目指すトランプ大統領は3月、難民らの入国を規制する大統領令に署名。戦火を逃れた難民の受け入れを求める人権団体などから批判の声が上がっていた。(共同)