Tuesday, September 12, 2017 1:20 PM

米系放送局が支局閉鎖 カンボジア、政権締め付け

 米政府系放送局「ラジオ自由アジア」は12日、カンボジアの首都プノンペンの支局を閉鎖すると発表した。フン・セン首相率いる政権によるメディアの締め付けのため、支局存続が困難になったとしている。政権に批判的な報道で知られていた。

 カンボジアでは野党が善戦した6月の地方選以降、政権に批判的なメディアに対する締め付けが強まっている。来年の下院選を控え、政権はラジオ自由アジアなどの番組を放送する複数のラジオ局を閉鎖していた。

 ラジオ自由アジアのプノンペン支局は設立から20年近くにわたり、カンボジアのニュースを発信してきた。閉鎖後もカンボジアに関する報道は続けるとしている。(共同)