Tuesday, September 12, 2017 5:54 PM

スー・チー氏国連総会欠席 ロヒンギャ問題批判回避か

 ミャンマー外務省報道官は12日、ニューヨークで今月開かれる国連総会にアウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相が出席しないことを明らかにした。イスラム教徒少数民族ロヒンギャが迫害されている問題で国際的な批判を浴びるのを回避するためとみられる。ネットメディア「イラワジ」が報じた。

 報道官は「スー・チー氏は配慮しなければならない国内問題がある」と述べ、代わりにヘンリー・バン・ティオ副大統領が国連総会に出席すると説明した。

 ミャンマー治安当局によるロヒンギャへの暴力行為が頻発しているとして、政権トップでノーベル平和賞受賞者のスー・チー氏に対する国際的な批判が高まっている。(共同)