Wednesday, September 13, 2017 1:10 PM

人材育成力、日本17位 女性の社会進出などに課題

 ダボス会議で知られる「世界経済フォーラム」は13日、技能の習得など人材の育成力を国ごとに指標化した最新の「世界人的資源報告書」を発表し、日本は130カ国中17位だった。教育水準が高いと評価する一方、女性の社会進出や高齢者の活用などに課題があると判断された。

 首位はノルウェー、2位はフィンランド、3位はスイスと欧州の人口規模の小さい国がトップ3を占めた。米国は4位、ドイツは6位で、中国は34位だった。東アジア・太平洋地域では、日本はシンガポールの11位に次いで2番目だった。

 報告書は教育への投資や、仕事での技能の応用と蓄積などの分野について、各国の人材の技能開発状況を分析。日本は教育への投資が9位と高かった一方で、技能の応用と蓄積が62位と振るわなかった。(共同)