Thursday, September 14, 2017 11:38 AM
米イージス艦に洋上給油 安保法新任務、北朝鮮対応
海上自衛隊の補給艦が今年4月以降、日本海で北朝鮮の弾道ミサイル防衛(BMD)に当たる米イージス艦に洋上給油を実施していることが14日、政府関係者への取材で分かった。安全保障関連法の施行で自衛隊から米軍への物品提供や輸送任務の対象が拡大。今年4月に改定日米物品役務相互提供協定(ACSA)が発効し、給油が可能になった。安保法の新任務が明らかになるのは、海自が5月に実施した「米艦防護」に続き2例目。
北朝鮮に対する抑止策として、平時から自衛隊と米軍の連携をより強化する狙いがある。一方、政府は米軍の意向を踏まえ、安保法の新任務の実施を公表しておらず、国民が実情を把握できないまま日米の一体化が加速度的に進んでいる。
河野克俊統合幕僚長は14日の記者会見で、改定日米ACSAに基づく物品供与は認めたが、「米国の行動に関わる」として、洋上給油をしたかどうかも明かさなかった。(共同)
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