Thursday, September 14, 2017 6:24 PM

仏で日本の障害者芸術展 10月、西部ナント

 フランス西部ナントのジョアナ・ロラン市長らは14日、パリで記者会見し、ナントの国立現代芸術センター「リュー・ユニック」を中心会場に、日本の障害者の芸術を紹介する大規模行事「ナント×ジャポン」を10月に開催すると発表した。日本の文化庁などが共催。

 42人の計約900作品を展示する美術展のほか、島根県の郷土芸能である石見神楽、長崎県の知的障害者のプロ和太鼓演奏集団「瑞宝太鼓」などの舞台が10月19〜25日に披露される。障害者と芸術、市民社会をテーマにした討論会も開催する。

 ロラン市長は記者会見で「障害者芸術の多様性に魅了される」と称賛した。作品選定などを担った社会福祉法人グロー(滋賀県近江八幡市)の北岡賢剛理事長は「展示を通し、多くの人の優しい気持ちを伝えたい」と語った。(共同)