Tuesday, September 19, 2017 11:28 AM

来春からタイブレーク導入 選抜高校野球大会

 日本高野連は19日、大阪市内で選抜高校野球大会の運営委員会を開き、来春の第90回記念大会からタイブレーク制を導入することを決めた。延長13回から試合が決着するまで行う方向で、アウトカウントや走者の設定、決勝で実施するかなどは今後協議していく。準決勝までは延長引き分け再試合が廃止となる。

 今春の選抜大会では、春夏通じて初めて1大会で2試合が延長15回引き分け再試合となった。選手の健康管理や大会日程の円滑な消化といった観点から、新制度導入の機運が高まっていた。竹中雅彦事務局長は「国際大会でも導入されている中で総合的に判断した」と経緯を明らかにした。

 来年で第100回の節目を迎える夏の全国高校野球選手権大会での導入については、同大会の運営委員会で議論する。竹中事務局長は「全国大会と地方大会を同じルールにするのか、地方大会は各都道府県連盟の裁量に任せるのか、いろいろな意見がある」と述べ、論じるべき課題が多い現状を説明した。(共同)