Tuesday, September 19, 2017 11:31 AM
1億5000万人が児童労働 国連、撲滅へ対策加速要請
国際労働機関(ILO)は19日、2016年に世界で約1億5160万人の子ども(5〜17歳)が国際条約により原則禁じられている「児童労働」に従事しているとの報告書を発表した。世界の同年代の子どもの約10人に1人に上る。うち約7300万人は鉱山での作業や売春など危険な仕事に就いているとしている。
児童労働は12年に比べると約1600万人減少したが、ILOはこのペースでは「持続可能な開発目標(SDGs)」に掲げる25年までの児童労働撲滅は難しいとして各国に対策加速を求めた。
強制的な労働を含め「奴隷」状態にある人は世界で約4000万人おり、このうち約1000万人が子どもだとした。(共同)
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