Wednesday, September 20, 2017 12:54 PM

田中、両目眼窩底骨折 年内の統一戦実現は白紙に

 13日の防衛戦で負傷した世界ボクシング機構(WBO)ライトフライ級王者の田中恒成(畑中)が20日、両目の眼窩底骨折で全治2カ月の診断を受け、熱望していた世界ボクシング協会(WBA)同級王者の田口良一(ワタナベ)との年内の統一戦実現が白紙になったことを明らかにした。

 名古屋市内で行われた記者会見に同席した畑中清詞会長は3カ月間のスパーリング禁止を指示されたといい、「将来ある子なので、ゆっくり治療に専念させる」と述べた。練習の再開や階級変更など今後の展望については「治った時点で考える。今、明確に答えを出すことはできない」とした。

 田中は「(統一戦は)自分がけがしていなければできた。申し訳ないなと思う」と陳謝。負傷の影響が懸念されるが「(ボクシングは)やめません。やめる理由はひとつもない」と話した。(共同)