Wednesday, September 20, 2017 12:55 PM

トランプ陣営元幹部を盗聴 選挙中にFBI、米報道

 CNNテレビは19日までに、ロシアによる米大統領選干渉疑惑を捜査する連邦捜査局(FBI)が選挙中、トランプ陣営の選対幹部を務めたマナフォート氏を盗聴していたと報じた。選挙陣営幹部を盗聴するのは異例の措置としている。

 FBIは盗聴行為などの是非を判断する秘密裁判所「外国情報監視裁判所」の令状を得ていた。盗聴はマナフォート氏がトランプ大統領に進言を続けていた今年初めまで行われていたが、トランプ氏が盗聴の対象になっていたかは不明。報道を受けてマナフォート氏は19日、機密情報の漏えいに当たるとして司法省に調査を求める意向を示した。

 CNNによると、FBIは2014年、マナフォート氏のコンサルティング会社がウクライナの親ロシア政権(当時)に協力していたかどうかを巡り盗聴を始めたが昨年、証拠不十分で中断。選挙干渉でトランプ陣営とロシアが協力していた疑惑が浮上したため再開した。(共同)