Wednesday, September 20, 2017 12:56 PM

非核保有国、北朝鮮を非難 外相会合で日本主導声明案

 日本など非核保有12カ国の外相らが21日にニューヨークで開く「軍縮・不拡散イニシアチブ(NPDI)」外相会合の、二つの共同声明案の概要が20日、判明した。うち日本主導の声明案は北朝鮮の核開発を強く非難し、国連安全保障理事会の北朝鮮制裁決議の履行を各国に要求したのが柱。北朝鮮に対する国際包囲網を構築する狙いがある。

 国連外交筋は「アジア、中東、欧州、アフリカ、米大陸など地理的に広がりがあるNPDIの枠組みで北朝鮮をけん制する意味は大きい」と指摘。日本は非常任理事国を務める安保理の内外で北朝鮮への圧力強化に向け働き掛けを強める構え。

 声明案は、北朝鮮の核実験や弾道ミサイル発射は核拡散防止条約(NPT)体制を損なっており明確な安保理決議違反に当たると批判し、北朝鮮に全ての核開発計画を断念するよう求めている。(共同)