Wednesday, September 20, 2017 12:57 PM

過激派「首都」8割制圧 ラッカ奪還、最終局面に

 クルド人主体の民兵組織「シリア民主軍」(SDF)は20日、過激派組織「イスラム国」(IS)が首都と称していたシリア北部ラッカの8割を制圧したと発表した。SDF幹部は「ラッカの奪還作戦は最終局面を迎えている」と宣言した。

 シリア人権監視団(英国)は、SDFがラッカの9割以上を既に制圧したとしており、ISの劣勢は明白となっている。

 SDFは米軍主導の有志国連合の支援を受けて6月からラッカ市内で戦闘を開始し、今月には中心部付近の旧市街も奪還した。SDFは20日の声明で、この1週間の戦闘でラッカ北端からの進軍に初めて成功、作戦は「終了間近」としている。既に制圧した地域では地雷を完全に除去する作業も始めている。(共同)