Monday, August 01, 2016 10:20 AM
英語、小5から教科化 高校の主要科目大幅再編
中教審の特別部会は1日、次期学習指導要領の全体像となる審議まとめ案を示した。小学5年から英語を教科化し、「聞く・話す」中心の外国語活動の開始を3年に前倒しする。前回は小幅改定だった高校は、主要教科の科目を大幅に再編。地理歴史に、日本と世界の近現代史を中心に学ぶ「歴史総合」と、世界の文化や防災対策など扱う「地理総合」を新設、必修とする。
「何を学ぶか」が中心だった指導要領の性格を大きく変え、「どのように学ぶか」「何ができるようになるか」の視点を追加し「学びの地図」を目指すとした。方策の一つとして、教員が一方的に教えるのではなく、児童生徒が主体的、能動的に授業に参加する「アクティブ・ラーニング」を全教科で導入する。
学習内容を増やし「脱ゆとり」を鮮明にした現行指導要領から内容の削減はない。小学校は週1こま(45分)の外国語活動を3、4年で実施し、5、6年は外国語活動を週2こまの英語に替える。3〜6年で週1こま分増えるため、10〜15分の短時間学習の組み込みや60分授業、土曜日の活用など、各校の実情に応じた時間割編成で対応する。中学の授業時間数や高校卒業に必要な単位数は変わらない。(共同)
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