Wednesday, September 20, 2017 6:12 PM

独首相、米大統領を批判 北朝鮮「完全破壊」発言で

 ドイツのメルケル首相は20日、トランプ大統領が19日の国連総会一般討論演説で北朝鮮の「完全破壊」を警告したことについて「誤っている」と批判した。ドイツの国外向け公共放送ドイチェ・ウェレのインタビューで述べた。

 メルケル氏は「北朝鮮に対する制裁強化が正しい答えで、それ以外の対応は誤っている。この点では米大統領と意見の明確な相違がある」と指摘。その上で、朝鮮半島は「ドイツから遠く離れているが、われわれにも影響を与える。責任を担う用意がある」と述べ、改めて仲介外交に意欲を示した。(共同)