Wednesday, September 20, 2017 6:12 PM

北朝鮮核に「深刻な懸念」 CTBT会議で宣言採択

 包括的核実験禁止条約(CTBT)発効促進会議が20日、ニューヨークで開かれ、今月3日に6回目の核実験を強行した北朝鮮について、核不拡散体制を阻害しているとして「深刻な懸念」を表明した上で、さらなる核実験を行わないよう求める宣言を採択した。

 宣言には、北朝鮮核問題の平和的な解決が必要だとの認識も明示された。会議でスピーチした河野太郎外相は、CTBTを批准していない米国を念頭に、早期発効に向けて「核兵器国に働き掛けを精力的に行っていく」と訴えた。

 発効促進会議は2年に1度、国連総会に合わせて開かれ、2年ごとに議長国が交代。原爆と核実験の被害国である日本とカザフスタンが2015年9月から今月まで共同議長国を務めた。(共同)