Thursday, September 21, 2017 10:46 AM
真珠湾で原爆展検討 広島の資料館、戦後75年
広島市の原爆資料館は21日、日米開戦の舞台となったハワイ・真珠湾のアリゾナ記念館で、戦後75年に合わせ、2020年度に原爆展を開催する方向で検討していると発表した。米本土では過去に開かれたことがあるが、実現すれば同記念館では初めてとなる。
米国では、いまだ原爆投下の正当性を認める考えが根強く、退役軍人にとって「聖地」ともいえる同記念館での開催は、日米の相互理解を深める手助けとなりそうだ。ただ、かつて退役軍人団体の反対で原爆展が中止になったこともあり、紆余曲折も予想される。
資料館によると、志賀賢治館長が今月中旬にアリゾナ記念館を訪れ、原爆で亡くなった人の遺品の展示や被爆者による証言の開催を持ち掛けた。同記念館から前向きな回答があり、今後、開催の時期や展示方法を協議する。(共同)
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