Thursday, September 21, 2017 10:47 AM
イラン核合意、応酬激化 トランプ氏、破棄も示唆
オバマ前政権期に成立したイラン核合意を巡り、トランプ大統領とイランのロウハニ大統領との応酬が20日、国連を舞台に激化した。トランプ氏は「一方的で最悪な合意だ」と公言し合意破棄の可能性を示唆、ロウハニ師は破棄の場合の対抗措置を警告した。核合意に加わった欧州側は合意維持の立場を崩していない。トランプ氏の真意は不明だが、10月に決断すると表明した。
トランプ氏はオバマ前政権のレガシー(政治的遺産)とされる核合意に関し、イランに経済面の恩恵を与えるだけの「最悪の取引」とかねて批判してきた。19日の国連演説でもこき下ろし、破棄をにおわせた。
真意を尋ねる記者団には「いずれ教える」とだけ答え、手の内を明かさなかった。そのためティラーソン国務長官の20日夜の記者会見では質問が集中。米メディアの関心は膠着状態の北朝鮮問題からイランへの対応に移った。(共同)
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