Thursday, September 21, 2017 10:50 AM

米警告に引かない構え 北朝鮮外相、外交厳しさ

 国連総会に出席するためニューヨーク入りした北朝鮮の李容浩外相は20日、核実験やミサイル発射を続ける北朝鮮を糾弾した19日のトランプ大統領の一般討論演説を非難し、米国の警告に一歩も引かない構えを示した。ただ国際社会では北朝鮮の孤立化を図る動きが進み、国連では厳しい外交を強いられそうだ。

 「犬が鳴き声で驚かそうとしたとすれば、ばかげた夢だ」。李氏はトランプ氏が北朝鮮の「完全破壊」に言及したことに対し「取るに足らない邪魔が入っても物事は進む」との意味のことわざを交え反発、核・ミサイル開発を貫徹するとの金正恩朝鮮労働党委員長の方針を重ねて示した。

 一方、ペンス米副大統領は20日、米国は自国や同盟国を防衛しなければならない場合「能力が高く、圧倒的な軍事力を使う」と述べ、北朝鮮に対し改めて武力行使を警告した。国連安全保障理事会公開会合で語った。(共同)