Thursday, September 21, 2017 1:23 PM

日米韓首脳、圧力最大化へ 北朝鮮制裁を厳格履行

 安倍晋三首相は21日午後(日本時間22日未明)、ニューヨークでトランプ大統領、文在寅韓国大統領との3カ国首脳会談を開いた。核実験や弾道ミサイル発射を強行する北朝鮮に対し、圧力を最大化する必要性を確認。国連安全保障理事会が全会一致で採択した制裁決議を国際社会が厳格に履行するよう働き掛ける方針で一致する。菅義偉官房長官は、北朝鮮への人道支援を決めた韓国に慎重な対応を求めた。

 3首脳による会談は7月にドイツ・ハンブルクで開催して以来。首相が国連総会の一般討論演説で「眼前の脅威」と位置付けた北朝鮮への包囲網形成を国際社会にアピールする狙いがある。会談後、首相はトランプ氏と個別に協議し、11月の来日へ向けた準備加速を申し合わせる。

 韓国が決めた国際機関を通じた約8億9千万円相当の北朝鮮向け人道支援について、菅氏は21日の官邸での記者会見で「北朝鮮への圧力を損ないかねない行動は避ける必要がある。慎重対応を求めたい」と述べた。首相も3カ国会談で言及する可能性がある。(共同)