Friday, September 22, 2017 5:44 PM

中立金利は「2.25%程度」 ダラス連銀総裁

 ダラス連邦準備銀行のカプラン総裁は22日、オクラホマ州で開かれた石油関係の会合で、景気に中立的な金利水準は「2.25%程度の低さかもしれない」と述べた。米連邦準備制度理事会(FRB)が12月に利上げする可能性には「虚心だ」としながらも、物価動向を注視する必要性を訴えた。ロイター通信が伝えた。

 総裁は「米国は労働力の負の成長に直面している。退職者が人口増加をしのいでおり、労働力供給を増やすための移民政策を必要としている」と指摘した。大型ハリケーン「ハービー」が直撃したテキサス州ヒューストンの建設労働者不足が「移民政策の健全な議論を呼ぶかもしれない」とも話した。(共同)