Friday, September 22, 2017 5:45 PM
米特使、クルド投票に懸念 「多くの危機もたらす」
過激派組織「イスラム国」(IS)壊滅を目指す有志連合の調整を担当するマクガーク米大統領特使は22日、ニューヨークで記者会見し、イラク北部クルド自治政府が25日に実施を予定しているイラクからの独立の是非を問う住民投票について「米国が完全にコントロールできない多くの危機をもたらす」と懸念を表明した。
ホワイトハウスによると、トランプ大統領とトルコのエルドアン大統領は21日にニューヨークで会談し、住民投票に反対することで一致した。
トルコとイラク、イランの3カ国の外相も20日に会談し、住民投票がイラクの憲法に違反しており、新たな紛争を引き起こす恐れがあるとして中止を求める声明を発表。クルド自治政府は米主導のIS掃討作戦にも参加しており、住民投票の実施によって関係各国の協力が崩れ、作戦遂行に深刻な影響が出る恐れがあると懸念されている。(共同)
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