Tuesday, September 26, 2017 12:55 PM
国歌起立強要に反発拡大 米大統領、スポーツ界と溝
トランプ大統領が国歌斉唱の際に起立を拒否するスポーツ選手らを激しく非難し、起立を強要する姿勢に反発が広がっている。トランプ氏は起立しないのは「愛国心に欠ける」との立場だが、憲法が保障する「表現の自由」を軽視しているとも指摘され、スポーツ界と溝が深まっている。
「ろくでなしは解雇すべきだ」。トランプ氏は22日、南部アラバマ州での演説で国歌斉唱の際に起立せず、片膝をつくプロフットボールNFLの選手らを糾弾し、辞めさせるべきだと主張。25日にはツイッターに「これは国家と国旗、国歌の尊厳に関することだ。NFLはこれを敬うべきだ」と書き込んだ。
片膝をつく行為は、昨年8月、白人警官の黒人への暴力が問題となる中、当時フォーティナイナーズ(49ers)のキャパニック選手が「黒人を虐げる国に敬意は払えない」と抗議するために始めた。同選手はトランプ氏を「人種差別主義者」と呼んだことがあり、トランプ氏は目の敵にしてきた。(共同)
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