Tuesday, September 26, 2017 12:56 PM

日航、ハワイアンと提携 全日空陣営からくら替え

 日本航空は26日、ハワイアン航空と包括的な業務提携契約を結んだと発表した。日本とハワイを結ぶ両社の路線の共同運航が柱。ハワイアンはこれまで全日本空輸と提携してきたが、日航陣営にくら替えし、全日空との提携は解消する。日航は伝統のハワイ路線を一段と拡充し、ドル箱路線での地盤を固める考え。日航と全日空の競争が激しさを増すのは必至だ。

 共同運航は来年3月25日から。ハワイアンが運航するハワイ州内の路線や日航の国内線、アジア路線も対象になる。マイレージの連携、ラウンジの相互利用なども実施する。ダイヤ調整や販売活動の一体化も検討する。

 ハワイは海外旅行先として人気が高く、日本から多くの旅行客が訪れる。日航は1954年にハワイ路線に就航、60年以上の歴史を持つ。一方、ハワイアンはサービスに定評があり、グループで日に250便以上を運航している。(共同)