Tuesday, September 26, 2017 12:57 PM

「宣戦布告に自衛的対応」 北朝鮮、爆撃機撃墜と警告

 北朝鮮の李容浩外相は訪問先のニューヨークで25日、トランプ大統領が北朝鮮の「先は長くない」などとツイッターに投稿したことに対し「現職米大統領の言葉なので明白な宣戦布告となる」と主張した。さらに「米国の戦略爆撃機がわれわれの領空に入らなくても撃ち落とす権利を含め、あらゆる自衛的対応を取る権利を考慮することになる」と強調した。

 北朝鮮は米空軍のB1戦略爆撃機がいつでも武力行使に転じ得るとみて飛来を警戒、けん制を強めたとみられる。ホワイトハウスのサンダース報道官は25日の記者会見で「私たちは宣戦布告していない。ばかげている」と反論した。

 李氏は「国連加盟国は、米国が先にわれわれに宣戦布告をしたということを記憶すべきだ」とし、北朝鮮が「自衛的対応」を講じれば「(米朝の)どちらの方が先が長いか分かるだろう」と主張。「全ての選択肢が、最高指導部の作戦の卓上に置かれることになる」とも付け加えた。(共同)