Tuesday, September 26, 2017 1:12 PM

リーマン級なければ増税 首相「基本は引き上げ」

 安倍晋三首相(自民党総裁)は26日のテレビ東京番組で、2019年10月に予定される消費税率8%から10%への増税について「リーマン・ショック級の事態が起こらない限り、基本的に引き上げていく」と強調した。

 衆院解散を表明した25日の記者会見で、消費税率引き上げを前提に、その増収分を子育て支援策に振り向けて、社会保障制度を「全世代型」に改革すると説明。10月の衆院選公約に掲げる方針を示している。

 首相は14年11月、消費税率10%への増税を15年10月から17年4月に延期すると表明。その後「リーマン・ショックや大震災級の事態が起こらない限り、基本的に引き上げる考えだ」と繰り返し発言してきたが、最終的には世界経済が新たな危機に陥ることを避けるためだとして、増税を19年10月に再延期した経緯がある。(共同)