Thursday, September 28, 2017 11:47 AM

月軌道上の宇宙施設で合意 火星探査に向け米露協力

 ロシア国営宇宙開発企業ロスコスモスのコマロフ社長は27日、米航空宇宙局(NASA)が2030年代の実現を目指す有人火星探査計画に向けて、足掛かりとして月を回る軌道上に設置する宇宙ステーションの建設協力で合意したと発表した。タス通信などが報じた。

 火星は地球の隣の惑星だが、5000万キロ以上離れていることから往復に数年の時間がかかるため、NASAは中継点となる月の軌道を回る宇宙ステーション「ディープ・スペース・ゲートウエー」を設置することを目指している。

 コマロフ氏によると、宇宙ステーションは24〜26年に月軌道上に設置する計画で、中国やインドなども参画する可能性があるという。(共同)