Thursday, September 28, 2017 12:02 PM

日野が米工場に1億ドル投資 日本からキャブ生産移管

 日野自動車は28日、ウェストバージニア州の拠点拡充に向けて約1億ドル(約110億円)を投資すると発表した。既存工場の周辺で新たに工場を取得し、生産工程を集約。これまで日本国内で生産し輸出していた北米向け中型トラックのキャブ(運転室部分)を現地生産に切り替える。重要市場と位置付ける米国で競争力を強化する狙い。

 新工場は2019年初めに生産を開始し、21年以降に北米向け中型トラックのキャブの生産を古河工場(茨城県古河市)から移管する予定。従業員数は現状の約280人から約530人に増える。新工場は組み立てなども手掛け、中型トラックの年間生産能力は現在の1万2000台から2倍の2万4000台とする計画だ。

 日野の広報は「生産移管後も古河工場の雇用は維持する」としている。(共同)