Thursday, September 28, 2017 12:46 PM

米大統領「歴史的減税」 競争力回復、外国勢を打倒

 トランプ大統領は27日、インディアナ州インディアナポリスで演説し、法人税率の大幅引き下げなどを盛り込んだ税制改革案に関し「減税で競争力を取り戻す。米国企業は外国の競争相手を打ち負かせるようになる」と述べ、「歴史的な減税と改革」の実現に向けて議会与野党の協力を求めた。

 財源捻出につながると期待していた医療保険制度改革(オバマケア)の見直しが難航する中、議会による法案審議に向けた手続きが本格化する。財源不足のまま大型減税に踏み切れば、財政赤字が拡大する恐れがある。

 与党共和党執行部と共同でまとめた改革案では、連邦政府の法人税率は現状の35%から20%に引き下げるとした。当初は15%への引き下げを目指していたため、トランプ氏は演説に先立って記者団に対し「20%は譲れない線だ」と強調した。(共同)