Thursday, September 28, 2017 12:48 PM

民進「解党」、希望へ合流 菅、野田氏の公認拒否

 民進党は28日、両院議員総会を開き、前原誠司代表が提案した新党「希望の党」(代表・小池百合子東京都知事)への合流を決めた。衆院解散を受け、民進党所属の前衆院議員は前原氏を除き、基本的に離党した上で希望の党に参加する。参院側も希望の党に加わる方向で事実上の解党となる。希望の細野豪志元環境相は菅直人元首相、野田佳彦前首相の2人の公認申請は拒否されるとの見通しを明らかにした。政権奪取に向けて、小池氏には国政復帰の待望論も出ている。

 前原氏は近く小池氏と会談し、公認調整や公約策定など詰めの協議に入る。希望側は、衆院選立候補予定者への公認付与に関し対象を選別する意向。菅、野田両氏以外も、候補者によっては公認を得られない可能性がある。前原氏は自身を除く党全体として合流を図りたい考えで、公認調整は公示日までもつれそうだ。

 希望への合流を巡って、細野氏はBS番組で「(首相など)三権の長を経験した方々はご遠慮いただく」と述べた。記者団には「安全保障関連法の白紙撤回を言い続ける人は厳しい」と指摘した。(共同)