Friday, September 29, 2017 12:48 PM

過激派襲撃で学校半数閉鎖 ナイジェリア北東部

 国連児童基金(ユニセフ)は29日、イスラム過激派ボコ・ハラムの襲撃が相次ぐナイジェリア北東部ボルノ州で、学校の半数以上が閉鎖されていると発表した。ボコ・ハラムが過激化した2009年以降、北東部一帯では約2300人の教師が殺害され、約1400校が破壊された。

 ユニセフは「子どもが(教育を受けられない)『失われた世代』になる恐れがあり、子どもや国の将来にとって脅威だ」と訴えている。

 ユニセフによると、これまでに約100万人の子どもが家を追われ、5歳未満の約45万人が今年中に深刻な栄養失調に陥るとみられている。拉致されて自爆攻撃を強制された子どもは今年だけで100人近くに上り、急増している。(共同)