Friday, September 29, 2017 12:48 PM

憲法、安保観で選別 小池氏、違えば「排除」

 新党「希望の党」代表の小池百合子東京都知事は29日の記者会見で、衆院選を巡り、合流する民進党出身者からの公認申請に関して小池氏自身が選別し、最終決定する意向を表明した。「安全保障や憲法観といった根幹部分で一致するのが必要最低限だ」と指摘し、政策や考え方が合わない候補者については「排除する」と強調した。安倍晋三首相(自民党総裁)は、街頭演説で政権継続の意義を訴えた。「安倍氏VS小池氏」の短期決戦は早くも熱を帯びている。

 関係者によると、小池氏は1次公認を30日にも発表する考え。規模は不明だが、当初メンバーが中心とみられる。

 会見に先立ち、小池氏は民進党の前原誠司代表と都内のホテルで会談し、政権交代の実現のために連携すべきだとの認識で一致した。希望の若狭勝前衆院議員と民進党の玄葉光一郎総合選挙対策本部長代行の間で、候補者調整を加速させると申し合わせた。(共同)