Friday, September 29, 2017 12:49 PM

最大20万人、米本土避難か ハリケーンでプエルトリコ

 大型ハリケーン「マリア」で壊滅的な被害に見舞われたカリブ海の米自治領プエルトリコは、電力や水道などのインフラ復旧に数カ月かかるとみられ、最大20万人が島を脱出し、ニューヨークなど米本土に避難するとの見方が広がっている。

 米科学誌サイエンティフィック・アメリカン電子版によると、復旧が進んだとしても、ハリケーンが年々、大型化し発生頻度も増える可能性を懸念して「近年で最大規模の脱出」が起きると専門家は予想している。

 ニューヨーク市立大学ハンター校のエドウィン・メレンデス教授(都市計画)は、今後12カ月でプエルトリコ系住民の多いフロリダ、ニューヨーク、ニュージャージーの各州に最大20万人が避難するとの見方を示した。(共同)