Friday, September 29, 2017 12:51 PM
北朝鮮へ石油全面禁輸模索 米長官訪中、連携要請へ
ティラーソン国務長官は東部時間28日(日本時間29日)、中国訪問に向けて米国を出発した。10月1日までの滞在中に中国の習近平国家主席や外交トップの楊国務委員、王毅外相と個別に会談。トランプ大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が言葉の応酬を繰り広げる中、核実験や弾道ミサイル発射を繰り返す北朝鮮への圧力を強めるため、石油全面禁輸で中国と連携を図りたい考えだ。
ティラーソン氏の訪中は3月に続き2回目。11月に予定されるトランプ氏の初訪中に向けた地ならしの意味もあり、首脳会談の議題を調整する見通し。ただ北朝鮮を巡っては、中国は石油の全面禁輸に反対しており、協議は難航しそうだ。
米政府は、北朝鮮が米本土に到達する核搭載の大陸間弾道ミサイル(ICBM)の運用能力を近く獲得すると分析。ティラーソン氏は「手遅れになる前に圧力で北朝鮮の政策を転換させなければならない」として、北朝鮮の対外貿易の9割を占める中国に一層の影響力行使を求めている。(共同)
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