Friday, September 29, 2017 6:03 PM

米原発、政府保証上乗せ 37億ドル、WH受注

 米エネルギー省は29日、米電力会社サザン・カンパニーによる原発2基の建設事業に対する債務保証を最大37億ドル(約4100億円)追加すると発表した。2基の建設は東芝系で経営破綻した米原発大手ウェスチングハウス・エレクトリック(WH)がサザンから受注したが、WHの破綻後にサザンが引き継いだ。

 事業内容を精査した上で正式決定する。同省の債務保証は追加分を合わせると計約120億ドルに上る。ペリー長官は「米国の原子力エネルギーの将来は明るい」との声明を出し、原発建設を後押しする姿勢を強調した。

 政府が債務保証をすれば、サザンが資金調達をする際に金利負担を抑えられる利点がある。(共同)