Monday, October 02, 2017 2:08 PM

「圧力で日本に核の雲」 北朝鮮、首相の演説非難

 北朝鮮の朝鮮中央通信は2日、安倍晋三首相が9月の国連総会一般討論演説で北朝鮮の核・ミサイル開発放棄のため「必要なのは対話ではなく圧力だ」と訴えたことなどを非難し、「日本の圧力騒動は日本列島に核の雲をもたらす自滅行為だ」と警告する論評を配信した。

 論評は、安倍政権が北朝鮮に対する圧力を強化するのには、朝鮮半島情勢を緊張させ、自らの政治的目的を達成しようとする狙いがあると主張。「一触即発の情勢がいつ核戦争に転じるかは誰も分からないが、いったん火が付けば瞬く間に日本全土をのみ込むことになる」と威嚇した。(共同)