Thursday, October 05, 2017 11:59 AM
独検察、証拠得られず 米英機関の情報収集
米国家安全保障局(NSA)など米英情報機関による情報収集問題を調べていたドイツ連邦検察庁は5日、NSAなどが「違法なスパイ活動をしていたとの証拠は得られなかった」として、正式捜査は行わないと発表した。
連邦検察庁は既に、米情報機関がドイツのメルケル首相の携帯電話を盗聴していたとの疑惑について捜査を打ち切っている。国民の大量監視についても証拠不十分としたことで、情報収集問題の刑事責任を追及する動きは終結する見通し。
情報収集問題は、米中央情報局(CIA)元職員のスノーデン容疑者が所持していた機密資料から2013年に発覚した。連邦検察庁はスノーデン容疑者の機密資料について「米情報機関の技術と能力がうかがえるものの、これらの技術がドイツに対して使用されたとの証拠は見つからなかった」と指摘した。(共同)
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