Thursday, October 05, 2017 12:00 PM

印チームが月探査車を公開 民間初の国際コンテストへ

 民間初となる月面探査の国際コンテストに参加するインドの「チームインダス」が5日、拠点を置く同国南部ベンガルールで、探査車の模型や制御室を報道陣に公開した。チームインダスは、コンテストに参加する日本チーム「HAKUTO(ハクト)」の探査車が相乗りする月面までの着陸船も開発しており、12月28日の打ち上げを目指している。

 チームインダスの探査車「ECA(イカ)」は4輪で、全長約60センチ。制御室からの無線によって、月面を模した砂の上で方向転換などの動作をした。ハクトの探査車「SORATO(ソラト)」も、デモ走行を行った。

 「グーグル・ルナXプライズ」と名付けられたコンテストは、米国のXプライズ財団が運営し、米IT大手グーグルが出資する。ハクトとチームインダスなど計5チームが参加しており、月面に着陸後、500メートル以上移動し、高解像度の動画や画像を地球に送ることを競う。優勝チームには2千万ドル(約22億円)が贈られる。(共同)