Thursday, October 05, 2017 12:01 PM

立憲民主への参加拡大 綱領案判明、民進を踏襲

 衆院選に向け、枝野幸男元官房長官が代表を務める立憲民主党を支援したり参加を決めたりする動きが5日、拡大した。福山哲郎元官房副長官は民進党に離党届を提出。立民の幹事長への起用が決まった。共産党の小池晃書記局長は立民、社民両党と約50の小選挙区で候補者を一本化したと明らかにした。民進党綱領を全て踏襲した立民の綱領案も判明。6日夕に第1次公認候補を発表する。

 枝野氏と福山氏は5日午後、国会内で会談。立民への参加が明らかになった参院議員は初めてとなる。元民主党衆院議員の横光克彦氏(73)は立民から衆院大分3区に立候補する意向を固めた。俳優としてテレビドラマ「特捜最前線」の刑事役などで活躍。衆院当選6回で、環境副大臣を務めた。ほかにも民主党元職らが立民から出馬する意向を表明した。

 民進党の綱領を全て踏襲した綱領案は、正統な後継政党であることをアピールする狙いがある。「人への投資で持続可能な経済成長を実現」「原発に頼らない社会を目指す」などを盛り込んだ。憲法については「象徴天皇制のもと、新しい人権、統治機構改革など時代に対応した未来志向の憲法を国民とともに構想する」とした。(共同)