Thursday, October 05, 2017 12:01 PM

小池氏、衆院選出馬を固辞 連立も視野、公約発表へ

 民進党の前原誠司代表は5日、希望の党の小池百合子代表(東京都知事)と衆院選対応を巡って都内のホテルで会談し、衆院選への立候補を要請した。小池氏は固辞する考えを伝えた。希望は今後、衆院選後の首相指名選挙の候補選定に向けた調整を進める。小池氏は他党との連立も視野に対応を検討する考えだ。両氏は6日に連合本部を訪れる形で再会談する。前原氏は改めて出馬を求めるとみられる。希望は独自の経済政策「ユリノミクス」などが柱の公約を6日に発表する。

 選挙後の協力の枠組みに関し、安倍晋三首相(自民党総裁)は5日夜のBSフジ番組で「選挙の結果、実際にどういう姿になっていくかだ」と述べ、希望との協力に含みを残した。ただ小池氏は前原氏との会談で、首相を退陣に追い込む方針で一致しており、選挙結果をにらんだ動きが今後も出てきそうだ。

 小池氏は、自身の出馬に関し「前原氏からラブコールをいただいたが、最初から『出馬は考えていない』と再三伝えてきた」と記者団に説明。理由として都政推進を挙げた。連立については、1994年の自民、社会、新党さきがけによる村山連立政権を引き合いに出し、視野に入れていることをにじませた。(共同)