Friday, October 06, 2017 1:32 PM

野党解散求め提訴 カンボジア内務省

 カンボジア内務省は6日、最大野党のカンボジア救国党が政府の転覆を図ったとして、党の解散を求める訴えを最高裁に起こした。来年の下院選を控えた、フン・セン首相率いる現政権による野党締め付けの一環とみられる。

 警察は9月、救国党のケム・ソカ党首を国家反逆の容疑で逮捕、収監している。

 救国党は2013年の前回下院選、今年6月の地方評議会(議会)選挙で健闘。来年の下院選で政権交代する可能性も取り沙汰されていた。政権からの弾圧を受け、救国党は副党首や議員が逮捕の恐れを理由に出国するなど、解体の危機にひんしている。(共同)