Friday, October 06, 2017 1:33 PM

核の犠牲者らに敬意 ICAN創設者

 ノーベル平和賞の授賞が決まった国際非政府組織(NGO)「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)の創設者の一人、ティルマン・ラフ氏は6日「授賞決定を実現させてくれた人びとが世界中にたくさんいる」などと述べ、核の犠牲者や核実験での生存者らに敬意を表した。オーストラリア公共放送(ABC)の番組で語った。

 ICANは2007年にオーストラリアで発足したことから、ICANアジア太平洋代表のティム・ライト氏はABCに「ある意味オーストラリアで初めての平和賞受賞者になる」と述べた。

 ライト氏は「われわれはこの10年間、核兵器禁止のために世界的な支援を行い、核兵器がもたらす致命的な人道的影響に焦点を当てて取り組んできた」と振り返り「広島、長崎の被爆者とも一緒に行動してきた」と話した。(共同)