Tuesday, October 10, 2017 1:59 PM
コロンブス記念しパレード 論争の中、NY市長参加
イタリア出身とされる探検家クリストファー・コロンブスの米大陸到達を記念するコロンブスデーの9日、ニューヨークの5番街でパレードがあり、デブラシオ市長らイタリア系米国人を中心に3万人以上が参加した。先住民を虐殺した人物として市内のコロンブス像撤去を求める声も出ているが、大きな混乱はなかった。
南北戦争時に奴隷制存続を訴えた南軍関連の像撤去計画をめぐり、抗議する白人至上主義者と人種差別反対派が衝突した8月のバージニア州の事件を受け、デブラシオ市長は市内の像や記念碑を撤去するかどうかを検討。コロンブス像も議論の的となり、イタリアに祖先を持つ米国人らは、撤去の可能性を残す市長を批判していた。
市長はパレード前に「コロンブスの行為に関する論争は可能だが、イタリア系米国人による国への貢献に異論の余地はない」と参加の理由を述べた。地元テレビによると、コロンブス像撤去を求めるグループはこの日を「先住民デー」にするよう呼び掛けた。(共同)
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