Tuesday, October 10, 2017 5:49 PM

横田基地騒音訴訟に判決 飛行差し止めと賠償請求

 米軍横田基地(東京都)の周辺住民千人余りが、米軍機と自衛隊機の夜間・早朝の飛行差し止めと、騒音被害の賠償を国に求めた「第2次新横田基地公害訴訟」で、東京地裁立川支部(瀬戸口壮夫裁判長)は11日、判決を言い渡す。

 住民側は、飛行が続く限り生じる将来分の被害に対する賠償も含め、1人当たり月2万2千円を請求。全国の基地訴訟ではこれまで、騒音レベルの指標「うるささ指数(W値)」75以上の地域の住民だけに賠償が認められてきたが、これを下回る地域を対象に含めることも求めた。

 国側は、住宅の防音工事などの対策によって被害は軽減されてきたと指摘。こうした事情を考慮した上で賠償対象を選び、額を算定すべきだと主張していた。(共同)