Tuesday, October 10, 2017 5:49 PM

酉年に「政治は大転換」 小池新党、波乱の予兆?

 2017年の干支、酉年には政治が大きく動いた過去がある。安倍晋三首相は年初「酉年は政治の大きな転換点となってきた」と指摘。自ら衆院解散を決断すると、小池百合子東京都知事が総選挙での「安倍1強」打破を掲げて希望の党を結成するなど「波乱」の予兆も出てきた。与党の大勝と大敗。歴史には両方の結果が刻まれているが、果たして今回はー。

 首相は12年に1回巡ってくる酉年の政治的出来事を強く意識しているようだ。今年1月、都内や地元・山口県での新年あいさつで、180年前の大塩平八郎の乱や540年前に終わった応仁の乱まで持ち出し「今年は酉年の中でも60年ごとの丁酉で、大きな改革のエネルギーが爆発する年だ」と予言してみせた。

 実際、戦後を振り返ると、60年前の1957年には首相の祖父、岸信介首相(当時)による内閣が発足。48年前には佐藤栄作首相(同)が沖縄返還に道筋を付けて解散に踏み切り勝利した。(共同)