Wednesday, October 11, 2017 11:01 AM

新燃岳が6年ぶり噴火 警戒レベル3に引き上げ

 11日午前5時34分ごろ、宮崎、鹿児島県境にある霧島連山の新燃岳が噴火した。噴火は2011年9月7日以来、約6年ぶり。気象庁は火口から約2キロの範囲で大きな噴石の飛散や火砕流の恐れがあるとして、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から3(入山規制)に引き上げた。新燃岳の噴火警戒レベルが3になるのは13年10月以来。

 今年9月下旬から火山性地震が増加。10月に入ってからは、地下でマグマや熱水が移動して起こるとされる火山性微動も観測されるなど火山活動が活発化しており、気象庁は5日に噴火警戒レベルを1(活火山であることに留意)から2に引き上げていた。

 気象庁によると、灰白色の噴煙は火口から約700メートルまで上昇し東方に流れ、宮崎市や小林市など宮崎県の3市1町で降灰が確認された。(共同)