Wednesday, October 11, 2017 11:04 AM

肥満の子ども1億2000万人 世界的に増加傾向とWHO

 世界保健機関(WHO)は10日、2016年に世界で肥満の子ども(5〜19歳)は推定1億2400万人に達しているとの報告書を発表した。2億1000万人は肥満ではないものの、太り気味とみられるとしている。世界的に増加傾向にあり、糖尿病やがんなどにかかるリスクが高くなっていると警告した。

 報告書は、砂糖を多く含む清涼飲料水や加工食品などの取り過ぎが原因だと指摘、各国政府に子どもを不健康な食事から守る対策を呼び掛けた。

 地域別では、太平洋島しょ国で肥満の割合が特に高く、ナウルとクック諸島ではそれぞれ女の子と男の子の30%以上が肥満だった。中国や中東諸国でも増加が目立った。日本をはじめ高所得国では増加が頭打ちだが、米国は依然高いとした。(共同)