Wednesday, October 11, 2017 1:22 PM

9500人分の業務を削減 三菱UFJ銀、店舗縮小も

 三菱東京UFJ銀行の三毛兼承頭取(60)は11日までに共同通信などのインタビューに応じ、店舗の窓口業務について「ロボットなどデジタル技術を使い、全体で9500人分に相当する業務をシステム化したい」と強調した。単純な事務作業を行う人員を減らし、信託や運用といった高度なサービスの対応に振り向けることで、生産性を高めるのが狙い。

 全国で481ある店舗網についても、スマートフォンなどを通じた取引が増える一方で、訪れる人は減っているとして「中長期的には(店舗は)減る」との見通しを示した。対象や時期の明言は避けた。

 行内で実証実験中の独自の仮想通貨「MUFGコイン」については「社会で使えるようにする際は必ずしもMUFGの名前にこだわらない」と述べ、地方銀行などが参画できるような環境整備を目指す意向を示した。(共同)