Tuesday, August 02, 2016 9:59 AM
借金拡大、補正4兆円 28兆円対策、公共事業が柱
政府は2日の臨時閣議で、事業費28兆1000億円の経済対策を決定した。デフレを打開するため、借金を拡大して追加歳出4兆円の2016年度第2次補正予算案を編成。公共事業や低所得者への現金給付を柱に据える。麻生太郎財務相は決定後に日銀の黒田東彦総裁と会談し、政府・日銀の緊密な連携を確認した。
補正予算案は9月召集の臨時国会に提出する。4年ぶりに年度途中で建設国債を追加発行して財源不足を補う。一足先に追加金融緩和に動いた日銀と足並みをそろえて景気底上げを目指すが、財政規律が緩んで日本経済に深刻なリスクを抱え込む懸念も拭えない。
麻生財務相は黒田総裁との会談後、記者団に「日銀と緊密に連携し、アベノミクスを加速させる取り組みを再確認した」と語った。(共同)
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