Wednesday, October 11, 2017 5:50 PM

景気の過熱防止が重要 カンザスシティー連銀総裁

 カンザスシティー連邦準備銀行のジョージ総裁は11日、ミズーリ州で講演し、「低い物価上昇率は、経済が成長し、完全雇用の状態では、問題ではない」とした上で「そのような環境下では景気の過熱や金融市場の不安定化を防ぐことで景気拡大の持続性を高めることが望ましい」と述べた。今後の利上げを支持した発言とみられる。

 総裁は「労働市場が一段と引き締まり、過去の原油安やドル高の影響が消えるにつれて、物価は徐々に上昇していくと考えるのが適当だ」と指摘した。(共同)